オゾンで脱臭・殺菌・カビ防止。オゾン脱臭機の使い方、臭気・においについての用語集。

オゾン脱臭器・オゾン脱臭機・オゾン脱臭装置
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オゾン脱臭器に関するQ&A
 

Goerlitz-RとGoerlitz-Sは何が違うのですか。

 

オゾン回収機能の有/無です。 

Goerlitz-Rはオゾン回収機能が搭載されております。窓がなく、換気条件が悪い場所(etc.ビジネスホテル、カラオケボックス、岩盤浴等)でのご利用がお薦めです。
脱臭後にオゾンを回収できるのでオゾン特有の嫌な臭いを短時間で消すことができます。

Goerlitz-Sにはオゾン回収機能は搭載されておりません。 
コンパクト・軽量化・使いやすさを追求したタイプになっています。
オゾンを回収する必要のない(換気機能が備わっている)施設には、こちらがお勧めです。
オゾン(03)は、非常に不安定な物質であるため、酸素(02)に戻る性質があります。
通常の生活空間では半減期は90分程と言われておりますので、回収機能がないからといってオゾンが残り続ける心配はありません。
尚、脱臭能力(オゾンの発生量)はGoerlitz-RもGoerlitz-Sも同じです。

オゾン脱臭機を使用している間、室内にいても大丈夫ですか。

 

Goerlitzシリーズのオゾン発生量では、長時間曝露しない限り、人体への影響は有りません。


しかし、原則として作業室内には入らないでください。 
局所的に高濃度になったオゾンが人体に影響を与える場合があります。
尚、作業室内の物を取りにいったり、Goerlitzのスイッチを切ったりという短時間では、全く影響は有りませんので、ご安心下さい。

発生体が洗えるとどんなメリットがあるのでしょうか

 

メーカーによる発生体のメンテナンスがいりません。その為、メンテナンスコストが大幅に軽減致します。


オゾン脱臭機は、空気中の水分(H2O)と窒素酸化物(NOX)により硝酸(HNO3)を生成します。
硝酸が発生体に蓄積するとオゾンの発生量が落ち、更に発生体自体を腐食させるので、定期的に掃除をするか、発生体を取り替える必要がありました。このため、従来のオゾン脱臭機はメーカーによる定期的な有償メンテナンスが必要でした。
Goerlitzシリーズはオゾンの発生体が簡単に洗える構造になっています。
3〜6ヶ月に1度洗うことで、硝酸等の汚れが付着しにくく、オゾン発生量が一切低下しません。

Goerlitz-Rを使用する場合、オゾンを回収するにはどのようにすればよいですか。

 

オゾン発生時間を設定し、電源スイッチを入れてください。
オゾン発生終了後、自動的に回収運転に切り替わりオゾンの回収がスタートします。
尚、オゾン回収中は、オゾンは発生しません。
オゾンの臭いがなくなりましたら、スイッチをOFFにして下さい。
(約1時間の回収運転後、自動的に停止します。)

オゾン燻蒸時間の目安はどれくらいでしょうか。

 

燻蒸時間は対象とする臭いの強さや質によって異なりますので、明確には応えられませんが、おおよその目安を下記の表(ホテルのお部屋のタイプで表示します)に記載します。ご参考下さい。

  
●オゾン発生時間   
  

お部屋のタイプ

規模

使用時間

シングルルーム

20u

約20分

ダブル・ツインルーム

30u

約30分

デラックスルーム

60u

約40分

スイートルーム

100u

約50分

会議室・宴会場

120u

約60分

※あくまでも、目安です。臭いの強さに応じて時間やオゾン発生量を調節して下さい。

シックハウス対策にも使用できますか。

 

オゾンの強い酸化力によって、シックハウスの原因物質も分解していきます。
更に、オゾンはガス状ですので、壁の内部、隙間等にも容易に入り込み、建材内部のシックハウス原因物質もどんどん分解していきます。
このため、シックハウス対策には、大きな効果が期待できます。
(例.ホルムアルデヒド+オゾン→蟻酸+オゾン→二酸化炭素、水  HCHO+O3→HCOOH+O3→CO2 , H2O)

簡単に持ち運びができますか?

 

Goerlitzシリーズは、簡単に持ち運びができるよう、設計しています。
機器の重量のバランスを考慮し、取っ手を最適な箇所に設置しています。
更に、Goerlitz-Rは、重量5.5kg、Goerlitz−Sは、重量2.5kgと軽量化を実現しています。
このため、女性でも片手で楽々と持ち運ぶことが可能になりました。

臭気・においに関する豆知識
 

 

【アセトアルデヒド】

CH3CHO、分子量44.05、沸点21℃、融点−123.5℃、比重0.784、刺激的な青臭いにおいをもつ、検知閾値は0.0015ppmとされている。  
特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.05〜0.5ppmである。主な発生源として化学工場、たばこ製造工場をもつ工場などがある。

【アンモニア】 

NH3,分子量17.03、沸点−33.4℃、融点−77.7℃、刺激性のある気体で、検知閾値は0.15ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は1〜5ppmである。主な発生源としては畜産事業場、化製場、し尿処理場等がある。

 

【閾値】

(嗅覚)閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁舌閾値がある。検知閾値は、何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度、認知閾値は何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。6段階臭気強度表示では検知閾値は1に認知閾値は2に相当するとされている。
三点比較式臭袋法では採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度とし、また対数値を臭気指数としている。

【イソ吉草酸

強い酸臭、チーズ臭ないしは古靴下のにおいを有する無色の液体で、水に4%程、アルコールや油類によく溶ける。
比重0.928〜0.931(20℃)、沸点176.5℃、引火点70℃、認知閾値は0.000078ppm(気中)、液中検知閾値は10-6.0(w/w)、敷地境界線の規制基準の範囲は0.001〜0.01ppmとなっている。食品香料の成分としてナッツ、コーヒー及びチーズ等のフレーバーに用いられる。人体の汗や体臭の一成分でもある。嗅覚測定用のT&Tオルファクトメーターの基準臭の一つ。

【イソバレルアルデヒド

(CH3)2CHCH2CHO、分子量86.14、沸点92.5℃、比重0.800、検知閾値は0.0002ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.003〜001ppmである。

【イソブタノール

(CH3)2CHCH2OH、分子量74.12、沸点108℃、融点−108℃、比重0.802、刺激的な発酵したにおいで、検知閾値は0.012ppmとされている。
特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.9〜20ppmである。香料製造原料、溶剤として用いられる。

【イソブチルアルデヒド

(CH3)2CHCHO、分子量72.11、沸点64.2℃、融点−65.9℃、比重0.790。

検知閾値は0.0009ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.025〜0.2ppmである。

 

【ウェーバー・フェヒナーの法則

感覚の大きさが刺激強度の対数に比例する法則のことをいうが、正しくはフェヒナーの法則と呼ぶ。ウェーバーの法則は相対弁別閾がほぼ一定になるという実験法則で、フェヒナーは、感覚の大きさは弁別閾をもとの構成できると仮定し、ウェーバーの法則を利用して上記の対数法則を導いた。

 

【液体クロマトグラフ

液体を移動相とし、固定相との相互作用の違いによる移動相の差を利用して混合物を分離し検出する方法を液体クロマトグラフィという。通常、液体クロマトグラフィと呼び、そのための分析装置を液体クロマトグラフという。通常液体クロマトグラフとは固定相として微細粒子を用い、高圧ポンプで送液する高速液体クロマトグラフを意味することが多い。カラムには順相系、逆相系、イオン交換系、ゲル濾過系などがあり、検出器としては紫外可視吸光度計、蛍光光度計、示差屈折計等が一般に用いられる。

 

【オゾン】                                                           オゾンとは、ギリシャ語の”臭う”という意味が語源と言われる、特有の臭いを持った気体。オゾンは太陽からの紫外線や雷の放電で生成され、自然界にも存在する。 成層圏にはオゾン層と呼ばれる10〜20ppmの濃度の層があり、地球のバリヤとよばれている。このバリヤは、太陽から来る強い紫外線の95%を吸収し、地上へこの有害な強い紫外線が届くのを防いでいる。
また、オゾンは地上では高山や海岸、森林の中にあり、爽やかな空気を作り出している。自然界のオゾン濃度は、照り返しの多い海岸で日中、0.05〜0.1ppm程度あり、通常の大気中では、0.005ppm程度のオゾンが存在し、大気の殺菌や脱臭などの自浄作用の役割を果たしている。
オゾンは酸素原子(O) が3個結合したもので、オゾン分子は結合力が小さいため、短時間で酸素に戻る性質をもっている。つまり、処理後は速やかに酸素に戻ることから残留性の心配がなく安全。
ただし、高濃度のオゾンは人体に悪影響があるため、きちんとした知識のもとに使用する事が必要。

 

【快・不快度表示法

種々のにおいに対する快・不快の程度を測定する方法の一つで、臭気公害の分野では9段階快・不快度表示法、5段階快・不快度表示法等が用いられている。これらの方法はにおいの快・不快を直接表示するため、信憑性の点から補助的データとして用いられるにすぎない。また、においの快・不快度は個人差が大きいため、少数のパネルで信頼できる結果を得るのが難しい。そこで、においの質と強度から間接的に快・不快度値を推定する方法も提案されている。この方法はにおいのプロフィール加算法と呼ばれ、少数のパネルによる個人差による影響をある程度消去することもできる。

【活性酸素】

酸化剤や酸化触媒の作用で生成する酸素ラジカルで、酸化分解反応に関与する。
オゾン等の酸化剤を利用した急激な分解反応だけでなく、特殊金属の化合物(酸化チタンなど)や金属を含むセラミックス等の表面における緩慢な分解反応も各種の用途に利用されている。

【カビ臭】

閉鎖性水域での富栄養化に伴う藻類の異常繁殖に起因して生成される2−メチルイソボルネオールやジオスミンに代表されるにおいで、上水道で問題になっている臭い水の原因臭気である。これらの物質は、構造的にはノモテルペン。セスキテルペン類であり、ノモテルペン類の代表的な物質であるカンファー「樟脳臭」にも類似したにおいでもある。質的イメージとして「土臭」「泥臭い」と表現される場合もある。

【換気回数】

全体換気法において、室内またはカバー内の作業環境を臭気、有害ガス、熱気などから安全に保つため室内空気を排気し、外気と入れ換える必要がある。この入れ換えの頻度(回/度)を換気回数という。必要換気量は次式により求められる。

【環境庁】

環境庁設置法に基づき昭和46年7月1日に設立された政府機関で、環境の保全に関する行政を総合的に推進することを主な任務とする。総理府の外局であり、長官は国務大臣があたる。長官官房ほか企画調整局、自然保護局、大気保全局、水質保全局からなる。また、企画調整局に地球環境部および環境保健部がある。悪臭防止法を所管するのは、大気保全局企画課大気生活環境室。

 

【キシレン】

C3H4(CH3)2、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレンの三つの異性体があり、トルエンとともに代表的な有機溶剤で、また各種合成原料としても用いられる。
沸点はそれぞれ144.4℃、139.1℃および138.4℃。また、検知閾値はそれぞれ、0.18ppm、0.12ppm、特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は三つの異性体の合計として1〜5ppm。

【吉草酸】

分子量102.14。不快な酸敗臭をもつ。ノルマル吉草酸CH3(CH2)COOH、イソ吉草酸(CH3)2CHCH2COOH、エチルメチル酢酸C2H3(CH3)CHCOOH、トリメチル酢酸(CH3)3CCOOHの四つの異性体がある。このうちノルマル吉草酸とイソ吉草酸は特定悪臭物質に指定されている。ノルマル吉草酸は沸点187℃、融点-34.5℃、比重0.939、イソ吉草酸は沸点176.5℃、融点-37.6℃、比重0.938。それぞれの検知閾値は0.00010ppmおよび0.000053ppm、また敷地境界規制基準の範囲は0.0009〜0.004ppmおよび0.001〜0.01ppmである。主な発生源として畜産事業場、化製場、でんぷん工場等がある。イソ吉草酸はT&Tオルファクトメーターの基準液としても用いられている。

【嗅覚閾値】

嗅覚閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁別閾値がある。検知閾値は何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度、認知閾値は何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。6段階臭気強度表示では検知閾値は1に、認知閾値は2に相当するとされている。三点比較式臭袋法では現場から採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度とし、臭気の規制基準に用いている。耳鼻咽喉科では域値と表現する。

【嗅覚測定法】

広義には嗅覚の閾値、強度、質、快・不快度を測定する方法をいう。検知閾の測定には3点比較法、極限法、恒常法、5点比較法等が、認知閾の測定には、あらかじめ準備したにおいの質の記述後の中から選んでもらう方法が、弁別閾の測定では基準刺激と比較させ強い方を選ばせる方法等を用いる。強度の測定では、0〜5までの評定尺度、マグニチュード推定法等がある。においの質を測定する方法には、においの記述後を並べて選ばせる方法、自由連想法等が、快・不快度の測定には、通常、7段階か9段階の評定法が用いられているが、においの質と強度を考慮した「においプロフィール加算法」も提案されている。
狭義には、従来、嗅覚の官能試験法あるいは三点比較式臭袋法と呼ばれ、地方公共団体の条例や指導要領、環境庁の昭和56年度官能試験法調査報告書(環境庁大気保全局特殊公害課長通知)等で採用されていた方法を、平成7年度に悪臭防止法の改正による悪臭の測定方法の一つとしての採用に伴い嗅覚測定法と改称したのもをいう。

【9段階快・不快度表示法】

においの快・不快の程度を表示するために用いられる方法で、環境庁委託による悪臭基準設定に関する調査(日本環境衛生センター、昭和46年度)の官能試験班で取り決められた。快でも不快でもないにおいを中間点にして、不快方向4段階、快方向4段階の9段階から成る。各段階は等間隔と見なされ、−4〜+4の評点が与えられる。この表示法は、臭気公害の分野では、個人差や信憑性の点で補助的データとして用いられているが、実験室における繰り返し評価では個人内の変動は小さい。

 

【焦げ臭】

煙草やコーヒー、焼きパンのにおいやゴム焼き臭に対してイメージされ、ピリジン、フェノール、グアヤコールなどがこの種のにおいの代表とされる。燃焼過程で発生するアルデヒド類なども焦げ臭物質とされる。ZwaademakerやHenningなどによって基本的なにおいとして分類されている。メチルシクロベンテノロンは、T&Tオルファクトメーター法の基準臭の一つで、カラメル様の香気をもち、人間が本能的に敏感な焦げ臭に属する。

 

【酢酸】

強い刺激的なにおいと酸味を有する透明な液体、食品添加物公定書で酢酸という場合は純度29%〜30%のものをいい、純度99%以上のものは凝固点14.5℃以上あり、冬期には固化するので氷酢酸と呼ばれる。認知閾値は0.006ppm(気中)。食用や医薬そのまま用いられるほか、繊維工業、合成樹脂工業などの工業分野で広く用いられている。現在市販されていないが、T&Tオルファクトメーターの精密検査用の基準臭の一つ。
JIS、日本薬局方、食品添加物公定書に規格が定められている。

【酢酸エチル】

CH3COOCH2CH3、分子量88.11、沸点76.8℃、融点−83.6℃、比重0.901。果実用のシンナー臭で、検知閾値は0.25ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は3〜20ppmである。香料原料、溶剤として用いられる。

【三点比較式臭袋法】

嗅覚測定法における臭気濃度の測定法の一つである。ASTM注射器法の欠点を改良する目的で昭和47年に東京都公害研究所により発表された。測定される臭気は容積3Lのポリエステル製バッグ(におい袋)の中で一定の希釈倍率で希釈される。
パネルはその希釈された試料を嗅ぎ、においの有無を判定する。
この際3点比較法を採用している。排出口における測定では、パネルの回答が正解の時、さらに希釈倍数を上げ、下降法により実施する。パネルの人数は6名以上で実施される。
この方法は平成7年4月悪臭防止法の改正により、同法の中に取り入れられた。
また、東京都、埼玉県等40程度の地方自治体の悪臭規制ないしは指導要要綱に採用されている。

 

【臭気濃度】

官能試験法による臭気の数量化の方法の一つである。その臭気を無臭の清浄な空気で希釈した時、丁度におわなくなった時の希釈倍率を臭気濃度という。すなわち、臭気濃度1000の臭気とは、丁度1000倍に無臭空気で希釈した時に、初めてにおいが消えるような臭気のことである。臭気強度表示法、快・不快度表示法がにおいのくささの程度を判定するのに対し、この臭気濃度表示法はにおいの有無を判定するため、比較的個人の変動が少ないといわれている。臭気濃度の主な測定法としては、三点比較式臭袋法、セントメーター法、ASTM注射器法などがある。また、臭気濃度を対数変換した臭気指数表示も広く使われている。悪臭防止法では、環境庁告示(平成7年9月、第63号)に基づく臭気指数の算定の方法で運用している。臭気指数=10×Iog(臭気濃度)。

【臭気判定士】

改正悪臭防止法(平成8年4月施行)による臭気指数規制の導入に伴い、新たに創設された国家資格であり、悪臭防止法に基づく市町村の事務である臭気指数の測定について、市町村からの委託による測定業務を担当する。臭気指数の算定の方法(平成7年環境庁告示第63号)に基づき、自ら正常な嗅覚を有して測定の対象とする試料の採取や希釈・調整、パネルの管理、判定試験の実施、結果の算定等の一連の測定業務に従事する者として、環境庁長官が発行する臭気判定士免状交付を受けている者である。臭気対策関係では唯一の資格であるため、脱臭対策に従事する者もいる

【順応】

持続する同一刺激に対し、その器官の感受性(閾値)が次第に変化してその刺激に相応した値に落ち着くこと。においの「慣れ」の現象である。嗅細胞の応答性の低下が一因といわれ、におい物質に活性化される陽イオンの透過性そのものが時間依存的に不活性化するためである。
この順応過程には嗅細胞外のCa+2が不可欠で、膜のチャンネルを通って細胞内に流入したCa+2が透過性を不活性化すると説明されている。その際、神経インパルスの頻度は次第に減少してゆく。この順応には、刺激したにおいにのみ順応し、他のにおいには感度を失っていない自己順応と、あるにおいに順応すると一部の他のにおいにも順応する交叉順応がある。

 

【スチレン】

C6H5CH=CH2、分子量104.15、沸点145〜146℃、融点−31℃、比重0.907。
検知閾値は0.033ppmとされており、敷地境界規制基準の範囲は0.4〜2ppmである。FRP工場やポリスチレン工場などから発生する。

 

【精油】

天然香料植物の花、蕾、枝葉、幹、種子、根茎、樹枝などの各部位より、主として水蒸気蒸留によって採油した揮発性の液体をいう。また熱に不安定なオレンジやレモンなどの柑橘系の場合は果皮を圧搾して油を得ているが、これも精油と呼ばれている。西洋はっか油、バラ油、レモン湯などがその代表的なものであるが、天然精油と呼ばれる場合もある。

 

脱臭

臭気を相対的に感知できないようにすること。それには、臭気を希釈、拡散したり、凝縮させたり、臭気を物理的または化学的に吸収、洗浄する方法、臭気を吸着する方法、臭気を酸化分解するために燃焼する方法や還元分解、微生物による臭気物質の酸化分解などの方法がある。
これらの方法を適用する前に、臭気を発生させないようにすることが第一であり、次に脱臭技術に合わせた臭気の補修方法も大切である。

【煙草臭】

オフィス、住宅の居間では、不快なにおいの代表例として挙げられる。特にオフィスでは、体臭と共に、空気質に影響する要素である。煙草臭の主成分として、一酸化炭素、ニコチン、ジエチルニトロアミン、アクロレイン、アルデヒド類、窒素化合物、フェノール、ナフタレン、シアン化水素化合物、アンモニアなどが報告されており、においに影響する主な成分としては、低級脂肪酸類、低級アルデヒド類が報告されている。室内空気環境の煙草臭を評価する場合には、一酸化炭素と粉塵が指標としてよく用いられる。臭気対策としては、電気集塵方式ではガス状物質が通過するため効果がなく、活性炭フィルターやオゾンなどが利用されている。

 

【低級アルデヒド】

平成5年に指定されたプロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒドおよび昭和51年に指定されたアセトアルデヒドをいう。その他ホルムアルデヒドも含まれる。

【低級脂肪酸】

特定悪臭22物質の中で平成元年に指定されたプロピオン酸、n−酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、をいう。その他、蟻酸、酢酸も含まれる。

【テルペン】

元来は精油に含まれるC10H16の分子式を持つ炭化水素のことであったが、次第に包括内容が拡張され最近ではイソプレン(C5H8)の多量体およびその含酸素化合物をも意味する。植物体(まれに動物体にも)に広く存在し、精油の主成分をなす。2量体のモノテルペン、3量体のセスキテルペン、4量体をジテルペン、6量体をトリテルペンと称する。とくにモノテルペン、セスキテルペンの含酸素化合物は香気を有するものが多数あり、香料として広く使用されている。その他、スクワレン、ビタミンA、カロチノイド等有用な化合物が数多く存在する。

 

【特定悪臭物質】

悪臭防止法にいう特定悪臭物質とは「不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質であって政令で定めるものをいう。」とされている。悪臭の原因となる物質は数多くあり、また複数の物質が複合した状態で発生することが多い。現在では、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水素,硫化メチル、二硫化メチル、トリメチルアミン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ノルマルバレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、イソブタノール、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン、トルエン、スチレン、キシレン、プロピオン酸、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸の22物質が指定されている。

【トリメチルアミン】

(CH3)3N、分子量59.11、沸点3℃、融点−124℃、比重0.662。腐った魚のようなにおいで、刺激性がある。検知閾値は0.00011ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.005〜0.07ppmである。主な発生源として魚腸骨処理場、水産加工物、畜産事業場などがある。

【トルエン】

C6H3CH3、分子量92.14、沸点110.8℃、融点−95℃、比重0.8716、検知閾値は0.92ppm、特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は10〜60ppm。代表的な有機溶剤で、主な発生源は塗装工場や印刷工程を有する事業場がある。

 

【臭いセンサー】

大気臭の臭気を検知して測定するためのガスセンサー。簡便かつ連続的に臭気を測定し、数値化できることからその必要性は高い。これまでに液晶、有機化学物質、生体物質、脂質膜、半導体など様々なものを利用したセンサーが報告されている。このうち半導体センサーや脂質膜センサーなどが実用化され市販されている。これらのセンサーは構成する臭気の成分比が一定の場合は良好な応答を示す。しかし、対象となる臭気によって感度が異なり、人の嗅覚と必ずしも一致しない。また、温湿度の影響などもあり、センサーの特性を十分理解して利用しなければならない。

【二硫化メチル】

CH3SSCH3,分子量94.2、沸点116〜118℃、融点−98℃、比重1.057。腐ったキャベツのようなにおいをもつ。
特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009〜0.1ppmである。主な発生源としてパルプ製造工場、化製場、し尿処理場等がある。

【認知閾値】

においを嗅いで,それが何か、またはそれがどんなにおいか表現できるそのにおいの最低濃度を認知閾値(耳鼻咽喉科では認知域値)という。T&Tオルファクトメーターのテストではにおいの性質を表現しやすいように、におい言葉の例をいくつか準備して被験者に見せている。

 

【ノルマルバレルアルデヒド】

CH3(CH2)CHO、分子量86.14、沸点102.5℃、融点−91.5℃、比重0.811。検知閾値は0.00071ppmとされている。特定悪臭物質の指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009〜0.05ppmである。

【ノルマルブチルアルデヒド】

CH3(CH2)2CHO、分子量72.11、沸点75.7℃、融点−99℃、比重0.80。
検知閾値は0.0003ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009〜0.08ppmである。

 

【ピネン】

透明な液体で、新鮮な松様香気を有する。市販のピネンはα−体とβ−体の混合体が多く、テレピン油を蒸留精製したものである。塗料、樹脂、接着剤の原料として大量に使用される他に、調合香料の素材として森林調およびハーバル調などに用いられる。しかし、最も重要な用途は他の多くの合成香料の出発物質としてで、樟脳、テルピネオール、ゲラニオール、リナロール、シトラール、ヨノンなどができ、ピネンアロマテックスといわれている。
α−体;比重0.86、沸点156℃、引火点32℃
β−体;比重0.87、沸点166℃、引火点32℃

 

【VOC】

揮発性有機化合物の英名の略で、日常生活における空気環境中で発ガン等の健康リスクをもたらすものとして、規制的措置の強化等が検討されている。有機溶剤系の臭気物質などあらゆる有機系の臭気物質がVOCの範疇に入るが、不快性・嫌悪性に対する許容限度と発ガン等の慢性的影響の許容レベルに対する考え方は異なることに注意しなくてはならない。
逆に、消臭の目的で芳香剤等を利用する場合などは、慢性的な健康リスクの観点から芳香剤の成分に対する十分な調査検討が要求されることになる。

【フェノール】

無色ないし、わずかに赤色の結晶または結晶性塊で、特異なにおいがある。水、アルコール、エーテル等に可溶、比重1.073(20℃)、融点40.9℃、引火点79.4℃、消毒薬として用いられる他、医薬、農業、染料、合成樹脂、合成香料などの合成原料として多量に用いられている。人体への作用が激しいので、毒物および劇物取締法、薬事法、大気汚染防止法、労働安全衛生法などに規定がある。また、JIS、日本薬局方、化粧品原料基準にきていが定められている。現在市販されていないが、T&Tオルファクトメーターの精密検査用の基準臭の一つでもある。

【プロピオン酸】

C2H3COOH、分子量74.08、沸点141℃、融点−22℃、比重0.999。検知閾値は0.00024ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.03〜0.2ppmである。

 

【メチルメルカプタン】

CH3SH、分子量48.11、沸点6℃、融点−121℃、比重0.896。腐ったタマネギのようなにおいをもつ。検知閾値は0.00010ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.002〜0.01ppmである。主な発生源としてパルプ製造工場、化製場、し尿処理場等がある。

 

【木酢液】

墨を作るときに出る煙を冷却し静置すると、三層に分離し、上層に精油と黒色油状物質、下層にタール分が分かれ、中間層の黄赤褐色の透明液体をいう。木酢液には有機酸、フェノール類、カルボニル化合物、アルコール類、アミン類推定200種類の成分が含まれる。木酢液の作用は助酵素的あるいは触媒的といわれ、土壌病害の減少、農薬・肥料の効果を高める。植物の生育促進、堆肥化の促進、糞尿の消臭など多くの有効性をもつといわれる。

 

【溶媒抽出法】

固−液、液−液抽出により、分析対象物質を分離濃縮する方法である。特定悪臭物質のアルデヒド類の分析では、試料捕集管からアルデヒド−2,4−DNPHをアセトニトリルで抽出した後、酢酸エチルに転溶して分析する。

 

【酪酸】

ノルマル体とイソ体がある。分子量88.11。不快な酸敗臭をもつ。ノルマル酪酸CH3(CH2)2COOHは沸点163.5℃、融点−5.7℃、比重0.959。不快性の強い腐敗臭で、検知閾値は0.000068ppm。イソ酪酸(CH3)2CHOOHは、沸点154.5℃、融点−47℃、比重0.96。検知閾値は0.0014ppm。ノルマル酪酸は特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.001〜0.006ppm。
主な発生源として畜産事業場、化製場、でんぷん工場等がある。

 

【硫化水素】

H2S、分子量34.08、沸点−60.3℃、融点−85.5℃、腐った卵のようなにおいをもつ。検知閾値は0.006ppmとされている。特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.02〜0.2ppmである。発生源としてはし尿処理場、下水処理場、畜舎、化製場、クラフトパルプ工場などをはじめとして多岐にわたる。

【硫化メチル】

CH3SCH3、分子量62.14、沸点37.5℃、融点−83.2℃、比重1.057、腐ったキャベツのようなにおいで、薄い場合は磯の香りを連想させる。検知閾値は0.00012ppmとされている。
特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.010〜0.2ppmである。
主な発生源としてパルプ製造工場、化製場、し尿処理場等がある。

 

【6段階臭気強度表示法】

臭気強度表示法の一つである。日本ではもっとも広く使われており、具体的には以下の表現が用いられる。

0:無臭
1:やっと感知できるにおい(検知閾値)
2:何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知閾値)
3:楽に感知できるにおい
4:強いにおい
5:強烈なにおい

悪臭防止法における22物質の基準値を設定する際の評価尺度として採用されている。具体的には臭気強度2.5と3.5に対応する各物質の濃度の範囲内で基準値が決められている。
6段階臭気強度表示法は、悪臭防止法の「敷地境界線における規制基準」の設定において、悪臭の強さと悪臭原因物の濃度(または臭気指数)の関係を示す尺度として用いられている。規制基準は6段階臭気強度表示法の臭気強度2.5を下限、臭気強度3.5を上限とし、特定悪臭物質および臭気指数のそれぞれ対応する濃度あるいは臭気指数の範囲が定められている。

(社)臭気対策協会発行 においの用語と解説[改訂版]より抜粋